「ピラティスって若い人がやるものじゃないの?」
そんな風に思って、なかなか一歩が踏み出せない人もいるかもしれません。
この記事では、30代の私が1年半マシンピラティスに通って感じたことをもとに、「年齢に関係なく始められる理由」をお伝えしていきます。
今のあなたの体と心に、ちゃんと向き合ってみませんか?
私が通うスタジオでは、1クラスに最大30人ほど参加しています。時間帯やレッスンの内容にもよりますが、だいたいこんな感じの年齢層です。
- 10代 2人くらい
- 20代 5人くらい
- 30代 10人くらい
- 40代 10人くらい
- 50代 3人くらい
思ったより幅広くないですか?
ちなみにピラティスを続けている人って、実年齢よりも若々しく見える人が多いので、初めてだと「この人って何歳くらい?」とびっくりすることもあります。
「若い方が柔軟性があるし、体力もあるし…」
そう思っていた時期が私にもありました。
実際、私自身は10代の頃にスポーツ経験があったので、「たぶん人よりは動けるほうかな」と軽く考えていたんです。
でも、初めてピラティスを受けて思ったのは、
→ 若さ=うまくできる、ではないということ。
例えば50代くらいの方でも、見た目には細くて華奢なのに、芯の筋肉がしっかりしていて、自分よりもずっと長くポーズをキープできていたりします。
一方で、明らかに筋肉がある20代の方が、インナーがうまく使えずにぐらついていることも。
年齢や見た目ではなく、「体の使い方が上手かどうか」が大事なんだと実感しました。
最初にスタジオへ入った時、「誰か来たな」と注目されてる気がしてちょっと緊張しました。
でも、よく考えたら私自身、他の人が入ってくるたびにそこまで気にしていませんでした。
レッスンが始まる前は、みんなストレッチをしていたり、自分の体に集中している人ばかり。
スタジオによっては鏡がないこともあり、レッスン中もほとんどの人がインストラクターの動きに集中しています。私も正直、隣の人の顔を覚えていないくらい。
静かな空間で、呼吸と体の動きに意識を向けていくので、「動く瞑想」とも言われるピラティス。
皆さんこの瞬間、自分に集中することを意識しています。
ピラティスを続ける中で、何よりも変わったのは「日々、自分の体の状態に気づけるようになったこと」。
「なんでこの動きができないんだろう?」
「この部位、効いてる感じがしないな」
そう思っていたワークが、数ヶ月後にはしっかり効くようになっていたり。
「今日は肩がまいてる気がするな」
「今週はデスクワークが多かったから姿勢が崩れてるかも」
そんなふうに、日々の小さな変化に気づける感覚が、少しずつ身についていきました。
健康寿命をのばしたい。
仕事を引退したら、好きなことをして過ごしたい。
そのために、今からできることって何だろう?
そう思った時に、「ピラティスを続ける」という選択は、未来の自分への大切な投資になる気がしています。
インストラクターの方も、「親にも勧めたい」と話していて、とても共感しました。
お金があっても、体が元気じゃなかったら、やりたいことができない。
健康は今の自分が作る未来の土台。
だから私は、これからも無理なく、楽しくピラティスを続けていこうと思います。
年齢を理由に何かをあきらめる必要はありません。
少しでも興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
あなたのペースで、あなたの体と心を整えていく時間が、きっと見つかるはずです。
かしこ。